テンのめぐみ

笑い・双極性障害・PTSD・受験・開運・心の子育て・幸せになるために・セラピー・スピリチュアル、まだまだありますが、笑顔になってほしいから書いてるブログ

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【受験生へ 愛をこめて】① 心の統御 勝つぞ!

 
 
この話は私が試験を受けていた時に始まりました。
 
 
 
 
その試験は マナーモードにすれば、携帯持ち込み可であったのですが、私の携帯はマナーモードにはなるけれど、バイブが消せなかったので、メールが来ないように祈っていました。
 
 
 
 
 
講師の話が始まったその時でした。
 
「ブルブル!ブルブルー!ブブブブブブブッ!
 
 
 
 
会場に響き渡ったので、その音を消すため、とっさに携帯を開いてしまったのです。
 
それは、英語塾をやっている弟(テンパー)からでした。
 
 
 
 
弟「おねー、助けてやってくれ~!」
 
 
 
 
 
「助けてやってくれ~!」
 
と言われればじっとしてられない私は、試験中だということを忘れて返信してしまったのです。
 
 
 
 
私「誰を助けるんや?」
 
私「(あっ、いけねー!疑問文で聞いてまったー!返すやろな?ヤバい!)」
 
 
 
 
 
 
案の定すぐに、
 
「ブルブル!ブルブルー!ブブブブブブブッ!
 
 
 
 
 
またも、会場に響き渡りました。
 
 
 
 
 
弟「浪人生たちがセンターを前にビビっとる。
 
去年センターで失敗した子は特にや。」
 
 
 
 
私「テンパー、悪いけど今試験中、バイブ音が会場中に響き渡るで、試験終わったらメールするから待っとってー」
 
とメールしました。
 
 
 
 
 
 
「ブルブル!ブルブルー!ブブブブブブブッ!
 
 
 
 
 
 
またもや、会場に響き渡りました。
 
私「(今度は誰やー?何で試験中に限って、こんなメールくるんや!)」
 
 
 
 
また、弟でした。
 
弟「一生懸命言葉掛けしとるけど、ビビりが収まらん。おねー、なんかいい言葉教えて。」
 
 
私「わかったで、頼む今試験中やで、終わったらすぐメールするで、待っとって」
 
 
 
 
 
「ブルブル!ブルブルー!ブブブブブブブッ!
 
 
 
 
またもや、会場に響き渡りました。
 
私「(今度は誰や?何で試験中に限ってこんなメールくるんや!)」
 
 
 
 
また弟でした。
 
私「(なんなのあの子、あほちゃうか~!)」
 
 
 
 
弟「ありがと、じゃあ待っとるで、俺もメールするで、待っとって」
 
私「(だから、メールするなって言っとるやろ!)」
 
 
私「今はメールするな。ほかの人にも迷惑やで。絶対するな!」
 
 
 
 
 
 
「ブルブル!ブルブルー!ブブブブブブブッ!
 
 
 
 
 
またもや、会場に響き渡りました。
 
私「(テンパーやめさせたし、今度は誰じゃあ!)」
 
 
開けてみたら弟でした。
 
 
 
 
 
 
 
弟「ごめんね」
 
 
 
 
 
私(これがメールやないか!!
 
 
 
 
 
 
そして、私は叫んでしまったのです。
 
 
私「この、
 
バカたれがー!!!!」
 
 
 
 
 
 
会場にいる人たちが、もちろん講師もビクッとして一斉に私を見ました。
「ヤバい!」と思ったので机に顔をつけ静かにしていました。
 
 
 
 
 
 
 
そして、気づいたのです。講師の話が終わっていることを。
 
 
 
 
私は試験なんか適当にすませ、その子たちを助けるための言葉を考えておりました。
 
その子たちを早く助けたかったので、会場を出て急いで弟にメールしました。
 
 
 
 
 
「ブルブル!ブルブルー!」
 
 
 
 
弟「さすがおねーや。これやったらあの子たち助けれると思うわ。ありがとう。」
 
私「そう?役に立ったらいいなあ」
 
弟「こんな言葉、俺には書けん。おねー、これホントに自分で書いたの?」
 
 
 
 
ここまで持ち上げられたので、私はできあがってしまったのでした。
 
 
 
 
私「浪人生だけやなくて他の生徒もビビっとる子おるんやない?
 
送った言葉を文章化して、ワードで打ち込んで送ったろか?
 
それ受験生全員に配れば?」
 
 
 
 
弟「それはいいアイデアや。ありがとう。ありがとう。
 
おねーという強い味方がおって、ありがてえわ。」
 
 
 
 
 
ますます気分をよくした私は、
 
私「じゃあ、明日送るで、送ったらテンパー添削して送り返してね。」
 
 
弟「わかった!ありがとう。」
 
 
 
 
私は病気を抱えていて、ドクターストップ中だったのですが、ついのってしまったのです。
 
試験だけでもギリギリだというのに。
 
それが、最高の「幸せ」を実感できることにつながっているとは、この時は知りませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
そして、翌日そのプリントを送りました。
 
弟のメールを待っていると、
 
 
 
「ブルブルー、ブルブルー!」
 
 
 
 
弟「今メールした、
 
 
よろしくお願い。」
 
 
 
というメールが来ました。
 
 
 
 
私「(これのどこが添削なんだ?何を伝えたいんや?
 
あの~!これがメールなんですけど?)」
 
 
 
いろいろ頭をよぎって、こんがらがって疲れはてて、ついに寝込んでしまいました。
 
しばらくして起きた時にひらめいたので、弟にメールしました。
 
 
 
 
私「メールじゃなくてファックス送ったんじゃないの?
 
もしそうだったら返信するなよ!
 
 
テンパーのメール、めっちゃ疲れるで、
 
まじメールせんといて!!」
 
 
 
 
 
 
 
「ブルブルー、ブルブルー」
 
 
 
弟「そう。
 
ファックス送った。」
 
 
 
 
 
 
 
私「(だから、これがメールやて!
 
げーっ、めっちゃ疲れる!
 
もう、頭おかしなりそうや!)」
 
 
 
 
 
 
添削もユニークだった。
 
 
 
弟「この漢字なんか読めん。何て読むの?」
 
 
私「『こっくべんれい』や。
 
普通高校生やったら読めそうなもんやけどな、
 
ひらがなにかえとくわ。」
 
 
 
 
 
 
弟「変えんでもいい。
 
 
俺は読めんけど、
 
 
俺の生徒はみんな賢い。
 
 
そのくらい読める!」
 
 
 
 
 
 
そのプリントを生徒たちに配った後に、
 
弟「おねーありがとう。
 
あのプリント読んで泣いとるやつおったし、額に入れて飾ってくれた子おった。
 
それに浪人生達が堂々として、すごいパワフルになった。
 
ありがとう、ありがとう。救ってくれてありがとう。」
 
 
 
 
私「(よかった。これでひと安心。寝よう。)」
 
 
 
 
 
そのプリントを紹介します。
 
 
 
 
 
【受験生へ 勝つぞ!】
 
 
 
 
 
受験を控え緊張しているかもしれません。
今が正念場です。
落ちたらどうしよう、とか受かるかな?受からないかな?と不安になることもあるでしょう。
 
 
マイナスを考えすぎて、心が負けてしまったら実際も負けやすいですよ。
そんな時は、受かってみせると思いましょう。
前を見て努力する事です。
 
 
最悪の状態を考えて対策を打つことも大切ですが、そればかりでは暗くなりやすいですよ。
受験対策をしっかりして絶対に心は負けないことです。
 
 
 
決して恐れてはいけません。
 
対策を練って心を正して、努力していきましょう。
 
苦難や困難があっても情熱があれば必ず道は拓けます。
 
その強さを持ちましょう
 
言い訳はやめましょう。
 
未来を暗く思う心も捨てましょう。
 
刻苦勉励しなさい。
 
最高の自分を出し尽くすのです。
 
 
 
 
自分だけが大変なわけではないのです。
あなたを支えている家族も大変なはず。
 
受験勉強は辛いかも知れないけれど、それを許される環境が与えられ、
努力することも許されているということは、
本当は恵まれている事なのです。
 
 
 
努力は実はさせて頂いているということです。
 
また、それを通ることで、自分が向上する、ということも言えるでしょうし、強くなれる、ということも言えるでしょう。
 
 
成績が伸びないときは是非立ち止まって、いかに多くを与えて頂いているかを考え、感謝してほしいです。
心が温かくなり、また前進するパワーとなるはず。
 
 
信じる心も強くしましょう。
信念が現実を引き寄せる ということはよくあることです。
否定から肯定は生まれにくいのです。
 
 
 
だから、合格した場面を想像して、明るい未来を想像して、精一杯の努力をしていきましょう。
  
 
 
 
 
 
 
胸をなでおろせるほど甘くありませんでした。
ここは終わりではなく、始まりだったのです。
 
 
 
 
 
【受験生へ 愛をこめて】 ②へつづく
 
 
 
 
 
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