アホのめぐみ

ふつうの笑い話や脳の破壊を呼ぶ笑い話、ガンの治し方、生徒たちを合格に導いた話、苦しみからの脱出、希望実現、ユニークな子育て、運をよくする話 ・・・まだまだありますが、幸せになってほしいから書いてるブログ

54年間、運命によって引き裂かれた恋、ふたたび~

 
 
 
北朝鮮のミサイルから身を守るために実家に避難していた時の話です。
 
 
 
父 87歳、  母 78歳
 
 
 
 
朝、父が障害者用のヘルメットをかぶっていたので、
 
私「何じゃあれ?小学生か中学生みたいやな?認知症になったの?」
 
母「自転車で転ぶと危ないでテンパー(弟)とかぶらせたんや。」
 
 
 
父が自転車に乗ったので、
 
私「お父さん、こんな早く買いもん行くの?」
 
父「そうそう、雨降って来たらあかんでな。」
 
 
 
母「この帽子(ヘルメット)ちっとも似合わん、危ない人にしか見えん。」
 
父「そうそう、一回で買えんかったら!また買いもん行くでええよ。」
 
 
 
母「でも、ちゃんと毎回この帽子かぶってくよね。言うこときくようになったね。」
 
父「そうやて、まだ足腰動くでありがてえ。紅生姜でよかったかね?」
 
 
 
母「髪の毛パーマかけたでねえ、いいふうにかかったけど、顔が変やでどうやっても無駄やわ。」
 
父「年取ったで、運動せなあかんで。お好み焼き焼いてくれるの?」
 
 
 
母「今度純子さん(おじいの元カノ)に会いに行くでかけやあ、て言ったら、すぐ素直にかけたわ。」
 
父「わかったて、気いつけて行くでええよ。まだまだ、俺は大丈夫や!」
 
 
 
母「今度耳鼻科に耳くそほってまいに行くよ。」
 
父「そうかね、そうかね。今日雨大丈夫かね。ちょっと寒いね。」
 
 
 
母「純子さんに会いに行くで耳くそほろ!て言ったらすんなりその気になったよ。いつもはゴネるのに。」
 
父「ほんならね、午後から雨降るで。今は降っとらんでありがてー、ありがてー。」
 
 
 
母「耳聞こえんと純子さんと話せんでね。」
 
父「スーパー行ってくるで、ほか買うもんないかね?重いもんはあかんけど。」
 
 
 
母「入れ歯もちゃんとポリデントつけると。そしたら同じもん食べれるでね。」
 
父「そうかね、いらんかね?ええこっちゃ、ええこっちゃ、ありがてー!」
 
 
 
母「これから、純子さんの名前だして色々やらせよう。何でもいうこときくやろで。」
 
父「わかった、わかった。ほんなら行ってくるでな、気いつけて行ってくるで心配せんでええよ。」
 
出発
 
 
 
私「あんな年になっても元カノによく見られたいんやね。それより、悪口、面と向かって言っとったよ。」
 
母「大丈夫やよ。どうせおじいちゃん人の話聞かんし、最近は耳聞こえんし、何しゃべってもいいでね。」
 
 
 
 
 
 
そして、買い物を終えた父帰宅、
 
母「90歳近くになっても自転車で遠くまで買い物行けるでありがたいわ。」
 
父「やっぱり、これから雨降るかもしれんな、なんか蒸し蒸ししとるぞ。」
 
母「そうかね!」
 
 
やっと会話がかみ合いました。
 
 
 
 
 
午後、私と両親がお茶している時、父に向かって、
 
私「今度純子さんと会うんやって?熱烈な恋愛しとったんやろ?再燃してまったらどうするつもり?浮気しても私はいいよ。54年間、運命によって引き裂かれた恋、ふたたび~」
 
おしゃべりな父が無言でずっとうつむいてニヤニヤニヤニヤ!していました。
 
 
 
母「あかんて、純子さんと何回か会ったみたいやけど、手も握れんかったんやと。」
 
私「何やっとんの!純子さん待っとったんやないの?今度は頑張れ!」
 
 
 
父は照れまくって部屋を出て行ったあと、
 
母「私だって矢野君(元カレ)と手も握ったことないよ。それに、去年死んでまったでまあ永久になしや。
おじいさんは純子さんも自分の事が好きやったと思いこんどるけど、片思いやったみたいやよ。」
 
母「順子さんに『主人の片思いやったみたいですね?』って言ったら、『それ言わないであげてください、可哀想ですから。』って言われたわ。」
 
 
 
 
 
 
 
撃沈
 
 
 
 
 
純子さんに会いに行く朝、
 
私「浮気してきていいよ。」
 
父「恥ずかしい~!」手で顔を覆ってしましました。
 
 
 
54年ぶりで再会したのですが、純子さんは今でもとてもきれいで、それもそのはずモデルだったのです。
 
 
 
 
純子さんと別れる時、
 
父「ありがとう~!」とお辞儀をしながら初めて手を握ったそうです。
 
 
 
 
しかし、母が2人一緒に撮った写真をダメにしちゃって、なぜか落ち込んでいました。
 
母「フィルムダメにしてまったで、悩んどる。この年になって、何でこんなに悩まなあかんのやろ。」
 
 
 
 
 
2017.04.28  
 
 
 
 
純子さんのところに2か月おいてまた出かけました。
 
 
ちなみに私は高校生の時、純子さんと文通をしていました。遊びにも行かせていただいたのですが、とってもきれいで、とっても優しく、明るくて知的な方でした。オーラが出ているような感じでした。お医者さんと結婚されていて、心のこもった高級なプレゼントや食べたことがないほど美味しいお寿司をご馳走になりました。
 
う~ん!父とはちょっとつり合わない?つり合う?つり合わないわな。父は何と言ってもバラエティー系だもんな。大女優とは、ムリムリムリムリ!
 
でも、死ぬまで恋していてほしいです。純子さんは自分の事を好きかもしれないと思いながら生きるのは幸せだと思うから。
 
 
 
2017.07.10