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「小池劇場」が日本を滅ぼす】  ジャーナリスト 有本香著   を読んで

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を読みましたので、内容を一部紹介しながら書きたいと思います。

 

 

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小池さん(以後敬称略)は就任早々平成28年8月末、2か月先に迫っていた築地から豊洲への移転を延期すると会議にはかることなく独断で決めてしまった。

20年以上かけて進められてきた移転である。

この小池の判断により巨額の損失が生じています。

 

築地の跡地に、オリンピック中、会場から選手村に向かう専用道路を作るという予定でしたが、この「国際公約」付き道路はどれだけ急いでも絶望的だそうです。

 

 

 

 

 

【小池の公約】

 

1.(都議会)冒頭解散

2.利権追及チーム

3. 舛添問題の第三者委員会設置

 

小池の公約はビジョンのないものしかありません。

 

 

 

 

 

 

小池は豊洲の安全性に疑問があると延期したのだが、平成28年12月28日に東京都が豊洲新市場の建物の安全性確保と建設基準法に適合することを証明する「検査済証」を発行した。安全宣言に等しい事実を小池は2月まで公表しなかった。

 

 

 

 

 

 

石原慎太郎という敵】

 

 

 

平成24年、東京都と石原さんを相手にした住民訴訟がありました。

 

これをネタに小池は訴訟代理人の交代と訴訟対応特別チームを立ち上げた。

何が何でも前任者を罪人に仕立て上げようとする。

原因は不明。

 

 

 

 

 

【この訴訟がおかしいという思われる点】

 

1.「都が豊洲の土地を578億円で取得したのは違法だ」

2.「石原慎太郎元知事に購入金額全額を請求するよう求める」というもの。

「環境基準をはるかに超える土壌汚染がが見つかったにもかかわらず、都が土壌汚染に必要な費用を考慮せず違法に高額な金額で取得した」と主張。

 

土地の購入にあたっては価格や条件が妥当かどうか、都の担当部署が検討、条例で定めた諮問機関で審議、諮問を受けて裁可されている。

関連する予算の執行について議会の承認も受けている。

 

 

 

 

 

 

 

豊洲に関して、マスコミが広めたウソ】

 

①汚染されて不適切な土地

②石原さんが利権のため移転を決めた

③高い値段で購入

④多額の費用をかけた。

⑤地価のベンゼン濃度が高い

⑥盛り土がない

⑦これら一切を進めてきたのが石原と都議会自民党

豊洲市場は安全ではない

⑨6000億円もの税金が使われた

⑩こうした間違いを小池さんが丁寧にチェックしている。

 

『詳しくは「小池劇場」が日本を滅ぼす。』P80~をお読みください。短縮して間違っているところを書き直します。

 

 

 

 

【正しくは】

 

 

①「汚染」はない。豊洲の会場に向け汚染物質の除去作業は前進し一生住み続けても健康に影響がないまでになっている。

 

② 豊洲移転は前任の青島知事時代からの既定路線

 

③ 東京都は条例が定めている財産価格審議会の諮問を受けて購入した。

 

④ 豊洲で必要な土壌汚染対策は、コンクリートアスファルトでの封じ込めのみであったが、石原都知事時代に土壌から汚染物質をのぞくことに至ったのは都議会の政争の結果である。

 

⑤ 飲まない、使わない、地下にあるだけのベンゼン濃度は本来問題ない。

 

⑥ 建屋の下には盛り土なし。空間があって当たり前。

 

⑦ 土地の売買契約成立から土壌汚染対策に進む平成22年から23年は、最大会派は民主党であって、自民党ではなかった。

 

⑧ 舛添知事が安全宣言をし、28年11月28日移転へと動き始めた。

 

⑨ 6000億かかったのは事実だが私たちの税金ではない。市場会計からの支出と、築地売却益が当てられることになっていた。

 

 

 

⑩ 安全宣言を無視し盛り土がない事を致命的な欠陥として大騒ぎしたのが小池知事。

 

市場の移転を独断で延期し、豊洲の維持費と業者への補償をあわせ、100億円超の公金が使われる。

 

そのほかにも費やされる多額の費用が発生するだろう。

 

 

 

私の疑問)築地の売却益を6000億円にあてるという予定だったけどその見込みが無くなった今、どこからそれを持ってくるのでしょう?

たとえどこからか持って来れたとしても、そのお金は本来ならばもっと有益なことに使えたハズ。使うべきだったところの問題は放置するのだろうか?

 

 

 

 

築地市場不都合な真実

 

 

築地市場内では年間400件以上の交通事故が起きている。車両用の動線がないから。

 

大きな地震が来たら崩れるかもしれない。しかもアスベストを使用しているので飛散したら中脾腫というガンになる。

 

地下に放射能を浴びたマグロが埋まっている。

 

猫、ネズミ、などの小動物が住み着いている。

 

 

 

 

 

 

 

【東京を取り戻せ】

 

オリンピック開催に向けて他県の施設費用は東京都が負担することに原則なっていたが、小池が就任後、詳細まで決まっていたのにかき回された。その後、「元に戻す」と発表されたが、この時点で半年の遅れが発生した。

 

今ではオリンピックの準備が遅れて深刻な状態です。

 

バス3000台の専用駐車場確保も危ない。

 

東京オリンピックは危ない 公約に沿った開催はもう不可能。

 

 

 

 

 

 

 

【「小池劇場」の損害】

 

小池が就任して10か月現在

 

 

 

 

 

●入札制度改革

 

「入札制度」とは

大型の工事には、複数の大手だけのジョイントベンチャー(JV)、大手一社での参画を制限する規制。

中小企業者の保護育成策を目的とした規制。

 

この規制の撤廃を小池は発表したが、猛反発を生んでいる。

 

これも議会に諮ることなく決めたので議会の反発も呼んでいる。

 

 

 

豊洲市場移転延期による損失

 

豊洲市場の維持費  1日500万円×6か月=9億円

業者への補償    9億円

築地市場の補修費  1.5億円   

※市場の維持費、業者への補償は今後も増えていく

 

プラス築地市場の維持費、市場問題プロジェクトチームの経費、職員の人件費などをあわせれば、年200億円

 

 

 

 

 

 

 

●独断で移転中止をしため環状2号線が通らない・・・オリンピック招致の時に約束した仕様での開催は難しい。

 

 

●20年間、知事や職員、専門家、建設会社の人々、築地市場で移転の準備を進めてきた人たち、オリンピックの準備、東京再開発を進めてきた人たちの苦労が積み重なった大事業を、小池は一瞬でぶち壊し

 

 

 

 

かいつまんで随分飛ばして書きました。

詳しくは【「小池劇場」が日本を滅ぼす】をお読みください。

 

 

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