テンのめぐみ

笑い・双極性障害・PTSD・受験・開運・心の子育て・幸せになるために・セラピー・スピリチュアル、まだまだありますが、笑顔になってほしいから書いてるブログ

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母から娘へ、出産にあたってのこころえ

 
 
 
臨月の私は里帰り出産のため、実家にいました。
 
 
 
 
 
母がとても神妙な顔をして話しかけてきたので、私は家事の手をとめて向き合いました。
 
 
 
 
母「とても大事な話やで、ちゃんと聞いてね。
 
あんたねぇ、出産の前はちゃんと下着をチェックせなあかんよ、私すごく恥ずかしかったで。」
 
 
 
私「わかった。ありがとう。」
 
 
 
母「あんた1か月もはよ生まれたで、私何にも準備できとらんかったんやてぇ。急に生まれたであかなんだんやて。」
 
 
 
私「そうなんだ。悪かったねぇ」
 
 
 
母「その日、私着替えれんかったんやで。ほんであかなんだんや。」
 
 
 
私「それがなんであかんの?」
 
 
 
 
 
 
母「私、お父さんのパンツはいとったんやて。」
 
 
 
 
 
 
私「(笑ったらいかん、笑ったらいかん)そうやね、私、自分のパンツはいとるかどうかちゃんとチェックするで、心配せんでもええよ。」
 
母「あ~、よかった!やっぱり、めぐみはしっかりしとるわ」
 
 
 
 
私は出産準備も整え、あとは陣痛が来るのを待つばかりだったのですが、予定日を10日過ぎても、なかなか兆候が現れなかったので何とかしなくちゃいけないと思い、大股びらきで、ジャンプして力強く着地をしてました。
 
「ドン、ドン、ドン、ドン、・・・・・・・・」
 
 
 
1階から「うるさいんやけど、めぐみ、何かあったの?」
 
私「出産ジャンプやっとるで。」
 
 
 
効果なし。
 
 
 
やり方を変えてお腹をなぜながら、
 
私「大好きだよ、早く会いたいよ。怖くないよ。可愛い可愛い私のポンポコリン、なぜなぜしたいな。大丈夫だよ、怖くないからね。」
 
 
なぜか夜中に陣痛が始まりました。
 
 
 
 
 
翌朝、母にだけには陣痛がきたのを知られたくなかったので、平気な顔をして家事をこなしていました。
 
痛みをこらえながら、ただただ母が早く出勤することを願っていました。
 
母はいつも想像もできないことをするんです。
この人がきたら何するかわからない。
絶対に母に今日産むことを知られてはいけない。
 
 
 
母が出勤したので父に、
 
私「もう陣痛はじまっとるで、病院連れてってまえん?」
 
とたのむと、そうか!わかった!そうかそうか!と喜んで、まず最初に母に電話してしまったのです。
 
 
 
来てはいけない母がすっ飛んできて、カメラを手にし、
 
母「私、もう準備終わったで出発しよ!」
 
 
出た!何でこんなやる気満々?何か変な予感!何の準備ができたわけ?
 
 
そして、病院につきました。
 
 
まだ、出産まで時間がかかるからと、病室で母と二人で待機することになったのですが、病室だからベッドがあります。もちろん妊婦の私のためのベッドです。
 
何を勘違いしたのか妊婦用のベットで母が熟睡してしまいました。
 
 
 
私「(よっしゃー!この間に産んだろ!!」
 
そして、調子よく母のねてる間にその時を迎え、分娩室へ行けたのです。
 
 
 
私「(しめしめ、これで安心して産める!)」
 
 
そして、いよいよ生まれる!っていう時になったら、
 
 
 
 
先生「まあ生まれるでお母さん呼んできたりゃあ。」とドアのところにいた看護婦さんに言ったのですが、私は産むのに必死なので、それを止めることもできなく、あきらめました。
 
 
 
私「(なんかやらかす、なんかやらかす、やばい、やばい、どうしよう、どうなってしまうんや!)」
 
 
と気が気ではありません。集中できません。
 
 
 
 
そして、私は必死でいきんでいたのですが、母はなぜか先生と同じ位置にカメラをかまえて立っています。
 
 
 
私は「(何しようとしとるんや、なんでそんなに真剣な顔しとるんや、何でカメラもっとるんや。
 
その位置から撮るつもり?それじゃあ股しか写らんのやけど。
 
何でその立ち位置?ちがくね?なんでそんなに寄ってきてるの?)」
 
 
 
気になるんですけど産むのに必死なので何も言えません。
 
 
 
 
母が激写をするつもりでいるらしい。しかも、股に向かって・・・・
 
「(やばいやばいやばい!!!!なにかやる、なにかやる、なにかやる!!!!!お産に集中できん!
 
どうして、こうなるわけ?)」
 
と思ってるところに
 
 
 
 
 
「ギャーギャーギャー」と鳴き声に、とフラッシュ、フラッシュ、フラッシュ!
 
 
 
 
 
子供が産湯に移動したら、今度はそこでまた激写。
 
 
 
私「(なんかやらかした!なんかやらかした!何かやらかしたはずや!!この写真はちゃんとポジとネガをチェックやな)」
 
 
 
 
 
と思ってたその時、
看護婦「わっ!この子産湯でうんこした。わああああ、こんなにいっぱいいしとる。」
 
私「(最初っから天然?実家の遺伝子産んでしもた!)」
 
私「(うんこだらけの産湯で洗って、ほなどこですすぐんや?産湯って二つも用意されてるわけ?うんこがついた子抱かなあかんの?)」と思っていました。
 
 
 
 
そして看護婦さんが
「かわいい女の子ですよ」といって渡してくれたのですが、
 
ショックショックショックショック!!!!!!!
 
うんこがついてるかどうかはどうでもよくなりました。
 
めちゃんこくちゃくちゃのくせにむくんでるその顔は、はっきり言って醜かったのです。
 
でも、そんなことよりも注意を引いたのは、ほほのところにひげがいっぱい生えてて背中も毛むくじゃら・・・・・マジで男性のひげが生えているところ以外にも生えてたんです。
 
 
私「(ホモサピエンスどうしの親からネアンデルタール人に近いのって産まれるんやろか。どないなっとるんや。産みなおしたい。)」
 
 
 
 
翌日母が毛をそってくれたら人間に見えたのでホッとしました。
 
 
 
 
主人も駆け付けたのですが、私のベットで熟睡してしまい、看護婦さんが大笑いしていました。妊婦じゃなくて男性が寝てるって、ありえないですよね?
 
 
 
 
 
 
 
退院し、気になっていたあの写真とネガみつけました。隠してあったんです。
 
やっぱりだ!しきりに母は謝っていたけど撮っちまったもんしょうがない。
 
そこには、赤ちゃんがいない私のお股だけの写真が2枚あったのです。そのうちの1枚はかなりズームインしていました。
 
 
 
ヤラレタ!
 
 
 
 
でも母の暴走が意外に軽いところで、終わったので安心していました。ところが・・・
 
 
 
なんとその写真を焼き増ししてしまい、間違えて親戚に郵送してしまったのです。
 
 

 

 

 

 

母の超ド級の天然ぶりを書いてある記事を貼ります。脳が破壊されない自信がある方だけお読みください。

 

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