テンのめぐみ

笑い・双極性障害・PTSD・受験・開運・心の子育て・幸せになるために・セラピー・スピリチュアル、まだまだありますが、笑顔になってほしいから書いてるブログ

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奥さんが「帰るよ」って言わないと帰れないの。

 
 
 
親戚のおばあちゃんの家に野菜をもらいに行くことになりました。
 
みんな車に乗り込んだのに、みつ(弟の嫁)ちゃんがいないので待ちました。
 
 
 
弟「あの子いつも出かけるっていうときにトイレ行って待たせるんや!」
 
しばらくしてみつちゃんが来て運転席へ、
 
 
 
 
 
 
車の中で弟はビールを飲み始めました。
 
弟「仕事をした後のビールはうまい!」
 
途中コンビニによってつまみも袋にいっぱい買いました。
 
おばあちゃんちには仕事を終えたひろし君(みつの弟)も飲み始めていました。
 
 
 
 
 
このおばあちゃんはいつ行っても「食べなさい、食べなさい」と言って次々とふるまってくれます。
 
 
 
勿論その日もそうでした。
 
だしてくれたのは、つまようじ付きのひじきです。
 
 
 
おばあちゃん
「めぐみちゃん、ひじきおいしくできたから、
つまようじで食べなさい、食べなさい!」
 
 
 
 
私「どうやってさすの?」
 
 
 
 
 
おあばあちゃん
「テンパー(弟)ちゃん、
ひじきおいしくできたから、
つまようじで食べなさい、食べなさい!」
 
 
 
 
おあばあちゃん
「みつちゃん、
ひじきおいしくできたから、
つまようじで食べなさい、食べなさい!」
 
 
 
おあばあちゃん
「ひろし(みつの弟)君、
ひじきおいしくできたから、
つまようじで食べなさい、食べなさい!」
 
 
 
 
 
 
 
 
しばらくして、
 
 
 
おばあちゃん
「テンパーちゃん、ビールもっとのむ?
 
 
こっちにテンパーちゃんに
 
 
わからないように
 
 
隠して置いてある
 
 
から持ってくるわ」
 
 
 
 
みつ「ほんならテンパー、
 
 
おばあちゃんについてって
 
 
 
隠し場所教えてまやあ。
 
 
 
 
そうしたら今度から来たときに勝手に飲めるわ。」
 
 
 
 
 
 
 
おばあちゃん家はものすごく田舎なので、ほとんど人がいません。
だからか玄関は鍵をかいますが裏口はいつもかけないので、
弟はよくサイクリングのついでに勝手に家に上がりくつろいでいます。
 
 
 
 
おばあちゃん
 
 
「そうやそうや、
 
 
勝手に飲めるで、
 
 
ついてきなさい、
 
 
 
 
隠し場所教えてあげるから」
 
 
 
 
 
弟「そやそや、それがいい、ついてこ!」
 
「ふーん、ここにおいたるんや、
 
じゃあ今度から飲ましてまいます」
 
 
 
 
 
 
 
 
弟は宮西(実家)からお土産にと持って行った料理を、
ひとりで食べまくっていたので、
 
 
 
私「もうテンパーは食べたらあかんの、
 
これはおばあちゃんの分!」
 
 
 
弟「あっ、すいません」
 
(酔っ払っていても素直にゆうことをきく子なんです)
 
 
 
 
 
おばあちゃんがまたふるまいはじめました。
 
今度は自家栽培のブロッコリーのサラダです。
 
 
 
 
 
おばあちゃん
 
「ひろし君、
食べなさい、食べなさい。
 
今日、昼間採ってきたの。
 
そしたら寒くてかじかんだから、こたつであったまってたの。
 
そしたらトラックが前を通ったので、
トイレにいってしまったから、
ゆですぎてやわらかくなっちゃったで、
 
 
 
すまないね~」
 
 
 
 
ひろし「おいしいよ。」
 
 
 
 
 おばあちゃん
 
「みっちゃん、
食べなさい、食べなさい。
 
今日、昼間採ってきたの。
 
そしたら寒くてかじかんだから、こたつであったまってたの。
 
そしたらトラックが前を通ったので、
トイレにいってしまったから、
ゆですぎてやわらかくなっちゃったで、
 
 
 
すまないね~」
 
 
 
 
みつ「あっ、おいしいおいしい。」
 
 
 
 
 
おばあちゃん
 
「テンパー君、
食べなさい、食べなさい。
 
今日、昼間採ってきたの。
 
そしたら寒くてかじかんだから、こたつであったまってたの。
 
そしたらトラックが前を通ったので、
トイレにいってしまったから、
ゆですぎてやわらかくなっちゃったで、
 
 
 
すまないね~」
 
 
 
 
 
(わけわからん説明が丁寧に毎回なされるので、みつと私は笑いをこらえていました。)
 
 
 
 
そこで、酔っぱらってないのに、ひろしが、
 
 
 
ひろし「このブロッコリーおいしいね!どうしたの?」
 
私「ひろし、もう引き出すな!」
 
 
 
 
 
 
おばあちゃん
 
「テンパー君、食べなさい、食べなさい。
 
今日、昼間採ってきたの。
 
そしたら寒くてかじかんだから、こたつであったまってたの。
 
そしたらトラックが前を通ったので、
トイレにいってしまったから、
ゆですぎてやわらかくなっちゃったで、
 
 
すまないね~」
 
 
 
 
 
 
おばあちゃん
 
「めぐみちゃん、食べなさい、食べなさい。
 
今日、昼間採ってきたの。
 
そしたら寒くてかじかんだから、こたつであったまってたの。
 
そしたらトラックが前を通ったので、
トイレにいってしまったから、
ゆですぎてやわらかくなっちゃったで、
 
 
 
すまないね~」
 
 
 
 
 
 
 
 
しっかり同じフレーズやー!
 
 
 
 
 
 
 
弟がドカ食いをするので次々と料理がなくなっていきました。
 
 
最後におばあちゃんが自分にと奮発して買った珍味を弟が見つけました。
 
 
 
 
弟の目が輝き、
 
テンパー「うっわーこれうまいんや!」
と、とにかく食べる!食べる!食べる!
 
 
 
 
いつもは振る舞いたいばっかりのおばあちゃんが急変しました。
 
不透明なビニール袋にそれを入れて丸めてこたつの中へ隠したんです。
 
 
 
 
ひろし「なにすんのぉ!」
 
 
 
 
おばあちゃん
 
「ダメダメ、こればかりはダメダメ!私の分!
明日たべるから。
 
だってね3袋1050円もしたんだよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
そのうち弟は酔いつぶれ眠ってしまいました。
 
 
 
予定した帰宅の時間になったので、
みつとおばあちゃんは車にどっさり採りたての野菜をつめ、帰り支度完了!
 
あとは弟という荷物を車につむだけです。
 
 
 
 
 
私「テンパーもう帰るで起きな!」
 
弟「え?もうそんな時間?誰が帰るって言ったの?」
 
 
 
私「テンパーがさっき9時に帰るでって言ったの。」
 
 
弟「みつちゃん(奥さん)が
 
 
帰るって言ったら
 
 
僕、帰れるんやけど。」
 
 
 
 
弟「みつちゃんが帰ろって言ったの?」
 
 
 
 
私「そう、言ったの。もう帰る準備もすんだの。」
 
 
弟「みつちゃんが
 
 
帰る、って言ったら
 
 
僕帰れるんやけど」
 
 
 
 
どうやら弟は奥さんの指示に従ってしか生きれないみたいです。
 
 
 
 
 
私「そう、言ったの。
 
もう帰る準備もすんだの。」
 
 
 
弟「みつちゃんが
 
 
帰る、って言ったら
 
 
僕、帰れるんやけど。」
 
 
 
この後何回も同じ会話が続き、言うことをきかない弟を引っ張って行こうとしたのですが、頼みの綱のみつちゃんの姿がないのです。
 
 
 
 
私「(あいつ、どこにおるんや!)」
 
 
 
私は弟を車に連れて行かせたくて、
 
私「みつちゃんもう運転席に座って
 
待っとるんやないの?
 
はよいかな!」
 
そういったらやっと弟が動き出しました。
 
 
 
 
 
でも、
 
 
 
弟「みつちゃんが帰ろ
 
 
ってホントに言ったの?」
 
 
 
 
 
私「言ったの。運転席で待っとるの。」
 
 
 
 
 
弟「みつちゃんが帰ろ
 
 
ってホントに言ったの?」
 
 
 
 
私「言ったの。運転席で待っとるの。」
 
 
 
 
 
 
やっと靴をはきました。そしてまた、
 
弟「みつちゃんが帰ろ
 
 
ってホントに言ったの?」
 
 
 
 
私「言ったの。運転席で待っとるの。」
 
 
 
 
 
やっと車まで行きました。
 
 
 
弟「みつちゃんが帰ろ
 
 
ってホントに言ったの?」
 
 
 
 
私「言ったの。運転席で待っとるの。」
 
 
 
 
と、だんだんでかい声になり、弟を車に押し込もうとしたその時、
 
 
 
 
 
やばい!
 
みつがいない!
 
 
 
 
でも弟は助手席に乗ったのに
運転席にみつがいないことに気づいていません。
 
 
 
 
(よっしゃ!バレてない。バレたらまた家に戻りかねない!バレませんように。)
 
 
 
 
 
 
それなのに、おばあちゃんが叫びました。
 
 
 
おばあちゃん
 
「トイレだよ!トイレー!!
 
 
みつちゃんは
 
 
 
イレー!!!」
 
 
 
 
 
 
 
弟が車から出ようとするので、
 
私「違うよ、違う!みつちゃんは運転席で待っとるの。」
 
 
 
弟「みつちゃん、運転席で待っとるの?」
 
 
 
私「(待っとるわけねーやろ。横みりゃ、わかるやろ!
 
 
 
だまされとれ!
 
 
 
 
 
このバカたれが!)」
 
 
 
 
 
 
弟「みつちゃん、
 
 
運転席で待っとるの?」
 
 
 
 
私「そう、待っとるの。」
 
 
 
 
 
弟は、納得して座っていました。
 
 
 
 
 
 
たあけや!(あほ)
 
 
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