娘と散歩をしていました。
私「ねえ、このマンション “ジャ仏” だって。
宗教施設なんじゃね?
でもジャっていう仏様いたっけ?
カタカナのほとけっているんだ。」
娘「違うよ、じゃ仏じゃなくて、ジャイム。
字、くっつけて読んでるし。」
この散歩中、中学受験の時の話になりました。
娘は旧文部省の「寺脇」のせいで、ゆとり教育を受けていました。
それまでの教育の2/3しか受けれません。
このゆとり教育が始まる前、日本の数学の学力は世界でもトップクラスだったのですが、導入後は確か2~30位になっていたと思います。
父兄は危機感を感じたこともあって、クラスの1/3は私立中学へ。
1/3は越境して公立の中でいい中学へ、残りはそのまま地元の中学に行きました。
うちは、私立志望です。
それも難問が出題されるところでした。
塾の先生しか教えられません。
だから、塾に行くしかありません。
家では塾の宿題をしていました。
娘「受験の時、よく教えてくれたよね。
変なことも教えてくれたよね。」
私「国語やろ?
『とっぴょうしもないこと』
という言葉を使って何文字以内かで書きなさい
っていうやつ、教えたったんや。
決まったは、自信作や、あれ。」
娘「『まことがパンツを
前後ろにはいたら、
シッポがはえた、
突拍子もない事だった。』
って書きな、って言ったんだよ。
こういうふうに書いたら10点のところでも、
20点もらえるから、って言ったんだよ。
その後の問題も全部ママがやったんだよね。
変なのばっかり書かせたんだよ。」
娘「先生に見せたら勘違いしてる
って言われたの覚えてる。」
私「先生に注意されたのに、その後、同じような問題といてて、
『答えはわかるけど、これじゃあウケないからどうしよう』
って言ってたね。
試験でウケて、
どないすんねん!」
娘「算数の問題、ママに聞いたら、
『どうして~!
何でそんなこと聞くの!!』
って言ったから、GAME OVER だと思ってパパに聞いたら、
『習うより慣れろ!』
って言ったんだよ。
こっちも GAME OVER !
娘「私が勉強してるのに、パパが帰ってきちゃって、
一緒に勉強しよう!ビデオの勉強!ってしつこく誘ってきたんだよね。
必死に断ってもダメで、
『勉強なんか
いつでもできるじゃないか!
このビデオ
明日までに返さないと
いけないんだよ!
それに学校の勉強なんかより、
こっちの方が勉強になるんだから!』
って無理やり “ハウルの城” 見させられたんだよね。
この家にいたら勉強できないって思った。」
私「あのあと、ナナが怒ってたから、
パパが『何で怒ってるんだ?
あ~!生理なんだ!』
って言ってた。」
先ほども書きましたが受験勉強は学校では教えてもらえません。
学校の授業は復習と基礎のおさらいみたいなもので、塾頼みです。
塾に間に合うように帰してくれればいいのですが、一度遅くなったので迎えに行きました。
友達に捕まえられていると思ったからです。
学級会で遅くなっていました。
先生から、「塾ではなく、学校が優先です!」と強い口調で諭されましたが、
それなら、こちらが優先したくなるような魅力と価値を出すべきだと思いました。
学べない学校など魅力がないからです。
小学校6年生ともなると、いじめがあります。
気を遣わないといけないので、小学校は楽しくなかったそうです。
このアホみたいな寺脇のゆとり教育も、安倍1次内閣の教育改革で廃止になったんだと思います。
受験に協力的でない小学校なので、当然のこととして「夏休みの課題」がでました。
夏休みは勝負時なので、そんなことにエネルギーを割きたくありません。
でも、提出しないわけにもいきません。
娘とずーっと考えていました。
クラスで何人もの子が初潮を迎え、みんな生理に関心があったので、ひらめきました。
私「そうだ!生理の研究がいいよ。
生理ナプキンって両面テープになっているから、
B全紙に表書いて、
使ったナプキンを貼ってけばいいんだよ。
一番上の段に “1日目の生理” って書いて、ペタペタはっとけばいいから。
その下に “2日目の生理” って貼るんだよ。
3日目もその後もそうやってやってくんだよ。」
しかし、夏休みに頼みの綱の生理がきませんでした。
急いで東急ハンズに行って、ブックエンドを作ってもらいました。