父の米寿のお祝いに帰省した時のことです。
実家についてしばらくしてから、テンパー(弟)と子供たちと一緒にショッピングモールに行きました。
母「ナナ(娘)ちゃん、まこと(息子)ちゃん、
おばあちゃん(母)のカード貸したるで1人10万使っていいでね。」
私「カードでいっぱい買い物したら通帳の残高減るんだよ。
通帳見なあかんよ。」
母「この前見たでええよ。
でもあかんがね、
桁わからんで。」
そして、ショッピングモールのお寿司屋さんへ、
弟「ここの寿司うまいし安いで。」
私「じゃあ、人数分より少し多めに買おか?」
弟「足りるかな?もっと買お、もっと。」
いっぱい買った後、
弟「おばあちゃんが、
寿司以外にもめちゃくちゃ作るって言っとるよ。」
私「何でそれ先言わんの!寿司の量変わるやん。
あかん、買いすぎた!」
子供たちは10万使うように言われましたが、5000円も使えませんでした。
家に帰ると、母が夕食の準備をしていたので、冷蔵庫からお豆腐を出し、
私「これ、賞味期限切れとるよ。」
母「大丈夫やよ、
書いたるだけやで。」
そして、夕食
母が孫たちに食べさせたくていろいろ作ってくれた料理はどれもおいしかったです。78才にもなるのに今どきの料理ばかりでした。盛り付けのセンスもばっちりです。だから、豆腐の事は言えませんでした。
息子が私に聞いてきました。
ボトルをさして、
息子「これって、冷蔵庫に保存すればいいんだよね?」
私「えっ?赤ワインは常温で保存じゃない?」
息子「これ赤ワインじゃないよ。
ボージョレヌーボーだよ。」
母が赤ワインを持ってきて、
母「この赤ワインって、
何ヌーボーやね?」
子供たちは笑いをこらえていました。
そこへ義妹のみつが登場。
義妹「ただいま。めぐみ(私)ちゃん、変わらんね~。」
抗うつ剤で30キロ太っていた私は、左にいる子供たちに向かって、叫びました。
「ぶーっ!!」
そして、右の義妹に向かって、
私「デブデブやよ!」
まだ子供たちが笑い転げているので、
父「よう笑うなあ」
母「ほんとによう笑うね~、
何がおかしいんやろね?」
父「わっからんね~。」