テンのめぐみ

笑い・双極性障害・PTSD・受験・開運・心の子育て・幸せになるために・セラピー・スピリチュアル、まだまだありますが、笑顔になってほしいから書いてるブログ

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受験生へ 愛をこめて ② 「未来の自分は今から自分で創るのです。幸福な未来は創れるのです。」

 
 
センター試験の終わった日、弟(テンパー)からメールが入りました。
 
 
 
弟「ヤバい、O君ができんかったと言って落ち込んで電話してきた。去年もセンターミスって浪人したんや。
お母さんとも話したけど、お母さんも落ち込んどる。
『一般で頑張ればいい』と二人に言ったけど、士気が上がらん。
おねーまた助けてくれ!」
 
 
私「わかった!心が負けると受験に勝てん。
勝つ心になるようなメンタルケアのメッセージ今から書くで、すぐに送るから添削してね。
一緒に作ろうね。」
 
 
弟「わかった!ありがとう。おねーという協力者がいて心強い。
俺も変わりたいで俺にも色々教えて」
 
 
 
私はなんか弟が変わったと思いました。
 
せっかく作るのだから、人生に影響を及ぼすものにすることにしました。
必死になってる時が一番入りやすいし、知恵を与えてくれる大人と出会える事が、人生の宝となると思っていたので、全力で与えようと二人で決めたのです。
 
 
 
それからこんなやり取りをして作ったのです。
 
急いで作ったものを送るとすぐに添削のメールがきました。
 
 
弟「最高の1文を人生から受験にして」
  
弟が変わったと思ったけど、撤回です!
 
 
 
私「(やっぱ変わってない。
どういう意味なんや。
また単語間違えたのか?
何なのこれーえ!)」
 
 
私「(テンパーは英語の先生やで英語でまず考えてそれを和訳したんや!
その途中でまたこんがらがったんや!
 
『最高』というのは紙の一番上ということや『一文』は一行や。
つまり、『最初の出だしを人生論から受験論に変えてくれ』って言ってきたんや。)」
 
 
 
弟はすごかった!真髄を突いてきていたのです!
 
私「(でも、これが添削なんか!ただのクイズやないか!)」
 
 
 
相変わらず、
弟「おねー、これ(掴む)どうやって読むの。」
 
私「つかむや。ひらがなにしとくわ。ふつう読めるけどな。」
 
 
 
弟「受験に失敗すると、一生が決まってまって不幸な人生になってまうんやないかと思ったり、一生浮かび上がらんと思ったりさせたくないで、なんかいい言葉入れてまえん?」
 
私「わかった、考えるわ。」
 
 
私「『受験は人生の一里塚であり、人生全てを決定するものではありません』、はどうや?」
 
 
弟「よっしゃ、決まりや!」
 
 
 
弟「最後の方の文章を、上の方に持ってきたらどう?」
 
私「そうやな、それもありかもな?」
 
弟「あかん、やっぱり良くない。もとに戻して。」
 
 
 
全部できた時に、
弟「おねー、これ長すぎるわ。
生徒こんなに長いの読めんのやない?
俺は読めん。」
 
 
私「あのねー、これ全部書かなあかんやつや。
それにお前、長文読解教えとるやろ?なんで、読めんのや。
それに生徒だって、長文読んどるやろ?
だから読めるに決まっとるわ。
大丈夫やて。」
 
 
 
こんな感じで、練りに練りました。
 
 
 
 
やっと二人とも納得できるものが出来上がった時、二人ともこれで勝てると思いました。
 
 
 
 
 
受験生に配ったメッセージがこれです。
 
 
 
 
【ラストスパートに向けて】
 
今直面している、「受験」というものは、あなたが挑むべきものであり、あなたが勝利できるものなのです。
 
落ち込んでる自分や惨めな自分を心に描いているのならば、なかなか情熱的にはなれませんし前へ進めません。
「失敗したらどうしよう」「だめかもしれない」と思っていれば、それが現実化しやすいのです
 
心が幸福な性質を持っていれば、幸福な物事を引き寄せ、不幸な性質を持っていれば、不幸な物事を引き寄せるということなのです。
 
ですから、毎日 「絶対、成功するのだ!絶対、運命を拓くのだ!」 と折りにふれて自分自身に言い聞かせておくことが大切です。
何度も何度も心に落とし込み ましょう。
 
 
 
加えて、「日々に成功を積み重ねる」 ことも大切です。
それは小さなもので結構です。
例えば昨日より10分多く集中して勉強ができたとか、解けなかった問題が解けるようになったとか、昨日より前向きに努力できたとか‥‥。
成功の積み重ねをすることが、やがて自信となり 「勝利する力」となると思います。
 
 
受験は人生の一里塚であり、人生全てを決定するものではありませんが、合格するためにも、日々、「心のコントロール」と「成功の積み重ね」をしていって下さい。
 
 
 
運命は決まっているものではありません。自分で切り開くものです。
そして幸福は自分でつかむものです。
 
「情熱」「信じる心」「ゆるぎない心」などを強くし、「積極的に努力」したときに、運命を切り開き、幸福をつかむことができるのです。
  
 
未来を開く努力をしましょう。
過去は変えられませんが未来は変えられます。
そして、悩んでも解決できないことは、ひとまず忘れましょう。
また、マイナスなことは建設的に考え、プラスのことは正しく受け止めましょう。
 
 
「希望の実現」を妨げるのは、暗い心、否定的な思いであることが多いからです。
そんな無駄な思いを持っていていいほど暇ではありません。
心のパワーを落としてはいけません。
建設的な思い、情熱的な思いを持って運命を開きましょう。
 
 
 
昨日の自分は今日の自分ではありません。
 
未来の自分も昨日の自分ではありません。
 
未来の自分は今から自分で創るのです。
 
幸福な未来は創れるのです。
  
 
 
 
 
 
 
生徒の士気は高まりました。O君は必死で勉強に取り組んでいました。それはO君だけではありません。
受験生たちはみんな輝いてるように見えました。
今がラストスパートの大切な時、
 
毎日毎日、
私と弟は「勝ってくれ!」、そう祈るばかりでした。
 
弟は、毎日、学問の神様の天神様にお参りに行っていました。
何を勘違いしたのか、お墓参りまでしていたのです。
 
また、自分で作った問題を自転車で一人ずつに届けていました。
一人だけで頑張っているんじゃなくて、一緒にいるということを、知ってほしかったのです。
 
 
 
弟「何かやってやれること他にないか?」
 
私「そうやね~、何かやったりたいね。
受験当日一人で怖がっとったら可哀想やし、全力発揮できんかもしれんな。」
 
私「お守り作って渡さん?私がテンパーの似顔絵書くで、テンパーは言葉を書くんや。
一人ずつに合った言葉や。」
 
弟「それはいいアイディアや。」
 
私「日本語で書いた方がいいぞ。書けるか?」
 
弟「書けるは、そんなもん。」
 
私「そんなことはない、よう間違っとるて。濁点は1つやなく2つや。“を”の字も右のとこグルグル回しとるぞ。
 
弟「そうやったかね?」
 
 
 
そんなやり取りをして、渡しました。
 
 
 
試験当日は、 私たちも必死です。
弟は天神様へのお参りを何度もしていました。
 
私は30分おきくらいにお祈りをしていました。
「数学の神様、今、〇〇君が数学の試験を受けています。どうかお守りください。
願わくばインスピレーションを与え、導いてください。」
 
ある生徒の数学の時に、私は疲れてしまって祈れなかったのです。
そうしたら、思いもよらぬひどい点数でした。
 
 
黒柳徹子さんが、
お祈りには力があるという事を、データをあげて書かれています。
その通りかもしれません。
 
 
 
 
 
 
そして、私立の試験発表。
 
 
 
 
弟の電話
早口で叫んでいるので、最初はなんだかわかりませんでしたが、こう言っていました。
 
 
弟「O君がが早稲田の第1志望受かった!ありがとう、おねー。
それだけやない。早稲田の受けたやつほとんど受かった!
お母さん泣いてお礼言ってくれたし、O君も電話にでて受かったのは先生のお陰と何べんも言ってくれた。
みんな泣いてまった。
おねーありがとう!」
 
 
 
 
そして次から次へと朗報が届きみんな口を揃えたように、
「先生のお陰です、ありがとうございます。」
と、何度も言ってくれたので、弟は感動して泣いてばかりでした。
 
 
 
 
その後、O君とお母さんがお礼を言いに来てくれました。
 
早稲田の入学式の日には、
 
O君のお母さん「先生のお陰でOが今日早稲田の入学式に出れました。
お祝いにお赤飯を炊いたので先生にも食べてほしいから持ってきました。」
と言われました。
 
 
 
O君だけじゃなく、何人もの親子がお礼を言いに来てくれました。
全員大きな全教科の塾に行っていたんです。本来ならばそちらがメインなんです。
それなのに、親子で来てくれて感動でした。
 
 
弟は頑張って英語の先生をやってきてよかった、としみじみ思いこれが自分の天職だと確信したそうです。
 
 
弟はみんなが受かったのは自分の力じゃなくて、みんなが自分を信じて、けなげに一生懸命努力してくれたからだと思いました。
そして必死にやってくれた私のお陰だとも思ったそうです。
 
 
 
だから生徒が一人一人受かるたびに、私に感謝のメールをしてきました。
生徒と弟と私は感動感動のうねりの中にいたのです。
 
 
 
 
自分が成功した時には味わえない、
 
とても温かい、
 
こみあげるような幸福感を
 
私達は味わっていました。
 
 
 
 
また、私たちは人を無条件で、
 
情熱をかけて幸福にしようと
 
一生懸命になればなるほど、
 
自分が幸せになることも知りました。
 
 
 
そして、
 
なにより生徒たちが、
 
このような幸福感を味合わせてくれたことに、
 
深く感謝しました。
 
 
 
 
 
 
愛が人を育み、
 
愛が幸せを創出し、
 
愛が人生を拓く。
 
そう思いました。
 
 
 
 
 
 
 受験生へ 愛をこめて③ につづく
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